体罰称賛国「日本」言うこと聞かない子は殴れ!に驚愕
もう35年前くらいですか。
このゴミニートも可愛い子供時代がありました。
その頃は親が子供を殴るのは当たり前、躾けという名目で、ブチ切れた親が子供を殴りまくっていた時代です。
学校の先生も、まるでカタギには思えないような人相で、竹刀を持って教壇に立ち、自分の気に食わないことがあると生徒を竹刀で叩いたり、朝礼で校歌を歌わないor歌声が小さい生徒を前から順番にビンタで張り倒していった時代です。
要するに大人の自分には正しい考えがあり、それに従わない者には痛みを与え、屈服させることも教育として許された時代。
ご存知の通り、学校からはこんな教育はなくなりました。
しかし、その教育は殴られて育てられた今の親がしっかりと受け継いでいます。
東京都が虐待防止条例を制定する方針を固めたというニュースで、ご存知ヤフコメ民のコメントを見てみました。
そこで一致していたのは
「子供がどうしても言うことを聞かない場合、殴っても良い」
「子供が悪いことをしてしまった場合、殴っても良い」
ということ。
「そう思う」に大量クリック入りました。
2018年現在、先進国と言われる国で、子供が言うこと聞かないときは殴ったほうが良いなんて考えが通用する国が他にあるか?と問いたいです。
結局、痛みがトラウマになり、やらなくなるだけで悪いことをしたと子供は考えない。
むしろ自分の言うことを聞かない人がいた場合、殴って言うことを聞かせればいいんだということを学習する。
体罰は一時的に子供の行為を抑制できるが、本当の意味で理解できなくなる為、結果的に子供は相手を力で屈させることだけを学んでしまう。
それが教育的にはマイナスと結論付けられたから世界では体罰なんてものはとっくに禁止され、じゃあどうすれば子供に真に理解してもらえるか?を考えて教育を進化させていったのに、いまだに日本は昭和時代の「とりあえず殴って覚えさせろ」が支持されている現状…
親も初めての子供だし、大人として子供に完璧な教育ができるとは思わない。
しかしながら子供が子供を育てるようなことだけは避けてほしい。
まさに悪いことをしたからと感情的に子供を殴る行為。
そしてそれがエスカレートしていくと虐待となる。
アザができるまで殴っていた親の言い訳は決まって躾
近所の方も、子供が殴られ怒られているのを見て、
「あ~悪いことしたんだね。殴られて当然」
と、思うだけ。
体罰推奨派は決まって、
「悪いことをしたから殴ったのに何が悪い?子供を育てたことがない人にはわからない」
と、言いますが世界で体罰を禁止している国は54ヵ国。
アメリカは入っていませんが、ご存知の通り、体罰を見かけたり疑いがあるだけで通報されてしまう社会。
というか、見かけたら通報する義務があるんだそうです。
世界でこれだけ多くの国が体罰を禁止していますが、じゃあそこの国の人達は悪いことを悪いことと思えないような人達ばかりなのか?と問われたら、体罰推奨派の方々は何と言うのでしょうか…
研究結果でも体罰を受けて育てられた子供は体罰を受けないで育てられた子供よりIQが低いという調査結果や、その子が親になったときに子供に暴力をふるってしまう傾向があるというデータは有名ですよね。
更に子供への体罰が長期的に見て良い影響を与えたという結果は一つもないらしいです。
ただ痛みを与え、力で屈服させ覚えさせた結果、IQの成長に支障をきたしたり、攻撃的な性格になったり長期的に見たら悪いことだらけです。
繰り返しになりますが、だからこそ世界のあらゆる国は体罰を禁止しているのに日本だけは、いまだに体罰は必須と考え、今日もどこかで子供を殴り続けているわけです。
個人的な考えとして、子供を殴って覚えさせるっていうことは、子供のしたことを全否定して、親の自分が100%正しいことをしていると思ったから殴れるんだと思います。
しかしその場合、全否定された子供は肉体的な痛みより、精神的な痛みのほうが大きくなります。
子供を育てた経験は僕にはないですが、子供の気持ちはわかります。
ヤフコメでは学校で他の人を殴ったから、躾けとしてぶん殴ったというコメントが書いてあり、大量の赤ポチ称賛されていましたが、何故殴ったのか?そのとき何を考えていたのか、等、子供の気持ちをまずは聞いてあげたほうが良いのに、子供が悪いことをしたと100%決めつけ、張り倒して解決だなんて、子供にとっては親への不信感しか残りません。
親はその後に色々と聞いてあげるのかもしれませんが、子供にとっては激しく殴られた記憶しか残りません。
30年前から何も変わってない日本の親の体罰への考え。
30年後は変わっていることを心から願ってます。