人生負け組確定40代高齢ニートの遺言

お先真っ暗な無職おじさんニートが在宅ワーク、ポスティング、ウーバーイーツなどの副業をしたり、趣味のサッカーやゲーム等のつぶやきを遺すだけのつまらない個人ブログです。

万引きGメンの仕事と不審人物 ~最終回~

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万引きGメンに関するブログを2回書きましたが、なんといっても数か月しかバイトしてないので、そろそろネタ切れです(笑)

 


なので万引きGメンの記事は今回が最後としたいと思います。

 


まずは僕のバイトしていた店内保安警備会社での仕事の流れをお伝え致します。


シフト希望を15日締め切りで提出。
月末あたりに次月のシフト表とお店の地図や注意事項などを書いた指示書が自宅に届きます。

 

求人サイトでは地元や、その周辺のお店で仕事できる感じで書いてあったから応募したのですが、実際始めてみるとバス、電車乗り継いで1時間以上かかるお店などもよくありました(;^ω^)

 

 


そして重要なことは決まったシフトは何が何でも守らなければなりません。
なんと言っても代わりがいない…


先輩に聞いたらインフルエンザで39度超えたときも休めなかったらしいです。


他の社員もそれぞれのお店に入っていて代わりに来られませんし、アルバイトや休みの人なども少ないらしく急遽代われる人を探すのが非常に難しいらしいので、とにかく休みの融通はききませんでした。

 

 

 

でも人間関係を構築するのが面倒という方には最高の仕事かもしれません。
座学研修では数日間お世話になった社員さんとも警備に入る前に電話で「今から入ります」と話すだけで、会社の人間との交流もほぼ無いと言っていいと思います。


全社員を対象にした研修が半年に一度行われて、そのときにみんなで意見交換などもするらしいのですが、同じ会社に所属しているのに会うのはそのときくらいみたいですね。

 

 

 

 


お仕事当日の流れ


お店の詳細が書いてある指示書を持って、どの入口から入るか、誰に挨拶するか、休憩時間などが書いてあるので大体15分くらい前には責任者の方に挨拶に行きます。

 


挨拶が済むと、あとは一気に自由の身となります。

 

 


店員さんは万引きGメンが今日入っていると知らない人がほとんどなので、

「なんか怪しい人がずっと店の中歩いてるんだけど…」

と思っていることでしょう(笑)

 
バイト初日の座学研修で、実は店員さんが万引きするケースがあるので、自分以外全員敵だと思って仕事しろと教わりました。


なので一人で店内を6時間半ほど歩き回る間、寂しくなって誰かと話したい気持ちもありますが、グッとこらえて、ひたすら不審人物に目を光らせる孤独な仕事です。

 

 


一番つらいことはずっと歩くことです。


「歩くだけでしょ?楽な仕事じゃん」


と思う方も多いとは思いますが、確かに普通に歩くだけならそこまで疲れません。

 

 


でも普通に買い物しているお客さんの演技をしながら不審人物を間接視野で監視していく作業は想像よりもずっと辛かったです。


僕はサッカーを趣味でしているので足腰には多少自信があったのですが、普段使わない体勢が多かったせいか腰に痛みが出てきたりしました。


「以前、立ち仕事していたので大丈夫です」

と言っていたおばちゃんも万引きGメンの仕事で足が痛いと嘆いていたと社員さんから聞きました。

 

 


座りたいけど、自由に座れる場所がないお店が多く、僕は下の商品を見るふりをして、しゃがむ時間を作り脚と腰の疲労を回復させたりしてました(;^ω^)

 

 


万引き犯&不審人物ベスト5発表


・第5位
孤高の後期高齢者アーティスト

 

スーパーのトイレ前にあるベンチから客の買い物中の様子をただひたすら描き続ける80代男性芸術家(?)


結局1時間くらいベンチに座り、野菜コーナーにいる客の全体像などをデッサンしていました。


その目は達観しているかのように落ち着いていましたが画はクソ下手でした(笑)


万引きとは関係ないのですが、このような人は初めて見たので記憶に残ってます(;^ω^)

 

 


・第4位
40代巨漢パンダ型中国人おじさん

中国人大家族10人でのご来店で、普通に買い物していたのですがレジで袋詰めしている他の家族から40代巨漢パンダ型中国人おじさんが別行動をとり男性用化粧品コーナーへ。


カミソリの替え刃を取り、周りをキョロキョロしポケットへ。
そしてそのまま大家族に合流し退店。


一度だけだったので会社からのルールにより現行犯逮捕できませんでした。

 

 

 

このケースなのですが、替え刃が狙われると思うのはお店に入ってすぐにわかりました。

 

・レジから見えない場所
・人通りが少ない場所
・替え刃は小さいけど高額(3000円以上するものも)

 

薬局などでは、替え刃は大体空のケースでレジに持っていったらそこで本体出してくれるシステムなのですがスーパーはほとんどの確率でそのまま本体が置いてあります…

 

これはもう万引き犯に持っていってくれと言っているようなものだと個人的には思います(;^ω^)

 

 


・第3位
ハ〇ズのトイレで生活している便所男

 

これまた万引きとは関係ないのですが、ハ〇ズの上のほうの階にあるトイレに半日以上閉じこもっていました。


先輩と入った日に来ていたのですが、以前からマークしていた不審人物らしく、トイレにあるコンセントから充電してスマホかノートPCのようなものをいじったり、何かを食べながらずっと過ごしているようです。


バイト終了間際の時間帯にトイレから出てきましたが30代~40代ホームレス風の男性でした。


あんな臭いところで食ったりくつろいだりよく出来るなと思います…

 

 

 

・第2位
ロ〇トに攻め込んできたIT中学生軍団

 

なんか賑やかな子供達が来たな~と思っていたら、急に静かになりヒソヒソ話を始めたので何か嫌な予感がして警戒。


4人くらいで文房具コーナーに集まり、その中の一人が何やら人の通りから見える側を体で隠すような動きをしたので、これはやりそうだなと思い、ある程度距離を取りながらもたまに横目で確認していました。

 

3分くらい経過後、4人組がスマホを取り出し画面を見つめるや否やこっちを見てきます。

 

「えっ?なに?」

 

と思いながらも僕もとりあえず違う方向を向いたのですが、そのときにその4人組以外にも仲間がいることに気づきました。

 

そう監視役です。

 

4人組を見ている万引きGメンがどこにいるかずっと監視していて、それをスマホで連絡を取り合い、さっきから時々そっちを見ている人がいるとメッセージでも送ったのでしょう。

 

その中学生集団は結局何も万引きせず帰っていきましたが、自分の経験不足を露呈した出来事でした。

 

 


・第1位
隙が無い円熟のキングオブ万引き犯

 

なかなか無いことなのですが、店員さんから

 

「よく万引きする人が午後3時くらいに来て、いつも商品を万引きしていって休憩コーナーで食べているから捕まえてほしい」

 

と、お願いされました。

 

 

 

その時間が近くなると店員さんが飛んできて

 

「来ました!あの人!」

 

と教えられた人を見ると休憩コーナーで隣に座っていた家族の3歳くらいの娘と笑いあいながら遊んであげたりしてるじゃないですか!

 

そして服装も紳士的な感じで50~60代の普通に優しいおじさんでした。

 

 

 

もう万引きが終わってしまったのかと思ったら、まだ商品があるコーナーには入ってきていないみたいで、しばらく待っていました。

 

15分後くらいに急にスッと立ち上がり、さっきまでの優しそうな顔とは打って変わり無表情で商品コーナーに入ってきました。

 

 

 

僕もついに来たと思い満を持して尾行開始

 

万引き犯の基本は商品を見ないで人を見ているから視点がおかしいので気付くと前に書きましたが、このおじさんは商品も見ないし、人も見ません。

 

ただ早歩きで商品コーナーを順番にずっと歩き続けるだけです。

 

全ての商品コーナーを回り終わると今度はその来た道を戻るように逆回転で歩き始めます。

 

 

 

その間に何回か振り返り、尾行している者がいないか確認しているのでしょう、僕もバレないようにギリギリの攻防でした。

 

遅くても2秒あったら商品を手に取り服の中やバッグの中に隠せるので、わずかな間も目を離してはいけません。

 

しかし尾行を続けて10分。

 

いまだに万引きする気配はなく、ただひたすら無表情の早歩きで歩き続けています。

そして20分、30分と経ちます。

 

 

 

その間に実は2、3回、そのおじさんの視野に入ってしまった可能性がありました。

 

変な汗をかきながら細心の注意を払っていたのですが、さすがに30分もの間、自分の姿を見られることなく万引きを目撃する範囲内に居続けることは非常に難しかったです。

 

恐らくそのおじさんは僕が万引きGメンだと悟ってしまったんだと思います。

 

 


結局何も盗らず帰っていきましたが、後日また来て万引きするんでしょうから完全に僕の敗北です。

 

いまだにあのおじさんをどうやって捕まえたら良いか確実な方法が思いつきません。

 

 


AIガードマンで万引きGメンは必要なくなる?

AI搭載の監視カメラが挙動不審な人を検知して店員にスマホで知らせるという万引き防止システムが今年の中旬くらいに提供を開始しました。

 

万引き防止AIサービス「AIガードマン」の提供について

https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20180528_01.html

 

 

万引きGメンが経験を積み重ねて会得する不審人物の動きの特定を、AIが店内全てを同時に監視し不審人物がいた場合、自動で店員のスマホに通知するという夢のシステム。

 

昔の刑事のようにGメンは足を使えと教わりましたが、さすがに店内を同時に全て監視できるわけではありません。

 

 


AIガードマンからスマホに通知が来た店員さんが万引き犯を尾行し現行犯逮捕まですることはなかなか出来ないとは思いますが、お店にとって一番重要なことは万引き犯を捕まえることではなく、万引きを減らすことですからね。


時々しかお店を警備しない万引きGメンの場合は、仕事に入ったその日に逮捕して万引き犯の数を減らし、結果的に万引きの被害額を少しでも減らす努力をしてきましたが、このAIガードマンであれば人件費をかけず毎日ずーっと監視してくれているわけです。

 

 

 

最初の設置費用や月額などはかかりますが、それを差し引いても万引きGメンに依頼するよりコスパも断然良くなるわけです。


まさに未来の万引き防止AIサービス!

 

押しに押しまくってますが僕はニートなのでAIガードマンの関係者ではありません(笑)

 

 

 

すでにテスト導入したドラッグストアでは

「年間の万引き被害額350万円から40%減り200万円」

にまでなったらしいです。

 

今は恐らく精度的にベテランの万引きGメンよりは色々な面を考えると効果が劣るかもしれませんが、更に進化することは確実だと思うので、本当に万引きGメンの方々が不要になる時代が近いうちにやってくるかもしれませんね。

 

信じるか信じないかはあなた次第です(笑)